地震監視装置
地震監視装置(TM-0013-SW & SW-52ST)
- 最大3台までの地震監視装置の接続が可能
- 耐圧・粉塵防爆型および標準型地震計と表示記録装置の組み合わせでの使用。微細な地震動も検出可能なサーボ式加速度ピックアップを採用した高精度な地震計です。

特長
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- ■直感で操作可能なタッチパネル方式
フルカラー液晶で大きく見やすいパネルですので、いざというときに速やかな確認が可能です。
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- ■面倒な結線から解放
ワンタッチコネクタで煩雑な結線は不要です。
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- ■固定作業も簡単に
固定穴がU字のためスムースに固定ができます。水平水準器付。
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- ■場所を選ばない防水構造
IP67の防水構造ですので、雨や粉塵のかかる場所への設置も可能です。
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- ■一目でわかる履歴画面
最大100件までの履歴の記憶が可能です。
地震計用表示記録装置(TM-0013-SW)
TM-0013-SWは、耐圧・粉塵防爆型地震監視装置SW-52EX、および標準型地震監視装置SW-52STと組合わせて使用する地震計用の表示記録装置です。上記地震計を最大3台まで接続することができ、3台分の地震情報の表示と記録、設定変更、地震計が収録した波形データの回収が行えるほか、3台の地震計が発報した地震警報に対する論理判定後の出力[ AND / OR /2 out of 3 ]が可能です。
機能
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- ・7インチカラー液晶タッチパネル
- ・地震計アナログ出力6点
- ・4GB メモリカード
- ・地震計アナログ出力調整・テスト
- ・地震情報表示
- ・地震計ピックアップテスト
- ・地震履歴確認
- ・地震計波形データ取得
- ・地震警報リレー出力7点
- ・地震情報メール通知
- ・FAULT警報リレー出力1点
- ・外部モニタソフト接続
- ・リレー出力テスト
- ・プリンタ接続
- ・時刻校正対応
- ・停電補償
- ・デジタル入力1点
ブロック図
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地震監視装置(SW-52ST/SW-52EX)
SW-52ST / SW-52EX(オプション)は、内蔵されたサーボ式加速度ピックアップにより検出した加速度信号より、気象庁の定める計算方法による震度階(計測震度)の算出、および地震動による構造物の破壊指数であるSI値の算出をリアルタイムで行う装置です。
機能
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- ・サーボ式加速度ピックアップ
- ・デジタル入力1点
- ・3方向無指向性
- ・アナログ4-20mA出力2点
- ・デジタル出力3点
- ・ピックアップテスト
- ・リレー出力1点
- ・ピックアップ自己診断
ブロック図
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使用例
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半導体製造設備設置例
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工場避難発動体制の活用例
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公共施設での活用例
オプション
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プリンタ RP-E11-W3FJ1-U
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地震計から加速度値、震度階、地震発生時刻を印字します。
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GPS時刻修正装置 SA-259G-IMV /GPS アンテナ GPA-017SB
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GPSを利用し自動修正します。
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アナウンスマシン EV-350R
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地震計と接続し、商業施設、オフィス、工場内、学校、観光施設、公共施設等で地震情報を放送することができます。
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地震情報表示ソフト(DS-0013-SW)
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表示記録装置TM-0013-SWとLAN経由で接続することにより、地震発生時にPC画面上に自動的に地震情報を表示します。(画面表示内容は常に表示記録装置と連動します。)
ソフトウェアは16拠点(PC 16台)まで同時使用が可能です。
外形図
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TM-0013-SW
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SW-52ST
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SW-52EX
仕様
TM-0013-SW
項目 | 仕様 |
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接続地震計数 | 最大3台 | 画面表示 | 7型ワイド(800×480ドット)、タッチパネル付TFTカラー液晶 地震監視:現在日時、地震発生日時、最大値(震度、加速度、SI値)、警報出力状態 / 収録データ: ログ、地震履歴 / 設定:時刻設定、本体設定、地震計設定、設定印字 / メンテナンス : 波形データ取得、テスト、メモリカード |
警報接点出力 | PhotoMOS リレー、接点定格:60V-2.5A(AC / DC 兼用、ピーク値) 地震警報: 上限7段、1a接点(警報時:閉)、 復帰方式:外部入力、内部タイマ(地震計設定)、タッチパネルスイッチ / FAULT警報: 1a接点(警報時:開) |
インターフェース ( 専用コネクタ) |
地震計接続、警報出力、アナログ出力・デジタル入力 |
インターフェース ( その他) |
RJ-45 (LAN)、USB2.0(TypeA)、SDメモリカードスロット、電源ジャック |
時計 | 精度:20ppm(日差2秒)以下 /地震計時刻管理:枚正時に本体時刻と同期 |
取付方法 | 壁掛け、パネル・ラックマウント(収納キャビネット) |
使用温度範囲 | 0 ~ 40℃ |
使用湿度範囲 | 20 ~ 85%RH(結露しないこと) |
使用電源 | DC24 V±10 %、1.2 A 以下(地震計3台接続時)またはAC アダプタ(AC100-240 V) |
バッテリ | 停電駆動時間10分以上(地震計3台接続時) |
質量 | 表示器本体 : 約2kg / キャビネット収納 : 約8kg |
SW-52ST / SW-52EX
項目 | 仕様 | |||
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検知方式 | ベクトル合成加速度による全方向無指向性検知 | |||
内蔵ピックアップ | フォースバランス型サーボ式加速度ピックアップ ピックアップ感度:2.04 mV / Gal、±5% (重力加速度基準) |
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加速度測定 | 最大範囲 | 0 ~ 5000Gal(3成分ベクトル合成値) NS、EW 方向:±3000Gal / UD 方向:+2000 ~ -3000Gal |
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定格範囲 | 0 ~ 3000Gal(3成分ベクトル合成値) ±3% FS(3000Gal) | |||
周波数範囲 | 0.3 ~ 10Hz、±10% | |||
SI値測定 | ![]() シミュレーションフィルタにより速度応答スペクトルをリアルタイム算出 |
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最大範囲 | 0 ~ 5000Kine(3成分ベクトル合成値)(周期2秒、5000Gal、ダンピング 2%にて) | |||
定格範囲 |
0 ~ 6000Kine(3成分ベクトル合成値) ±3 %FS(600Kine) (周期1秒、3000 Gal、ダンピング 20%にて) |
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周期範囲 | 0.1~ 2.5秒( 0.1秒ステップ) | |||
ダンピング | 2 ~ 30%(1%ステップ任意設定) | |||
ローパスフィルタ | 30z (-3dB)、4次バタワース特性 | |||
A / D 変換器 | 24bit、100Hz サンプリング | |||
データ収録 | 履歴データ:50件+1件(No.0~ 50) / 波形データ:20件+1件(No.0 ~ 20) / 保存形式:最新優先・最大優先から選択 ※履歴データの先頭 21件(No.0 ~ 20)は常に波形データと対応 ※収録データの取得には専用ソフトウェアが必要 |
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アナログ出力 | DC4 ~ 20mA x 2点(負荷抵抗 300Ω以下) 出力要因:加速度 / SI値 /震度階からそれぞれ選択 フルスケール:10 ~ 3000Gal / Kine ±3%フルスパン(16mA) (震度階はフルスケール固定、1.6mAステップ 10段階出力) |
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リレー出力 | 1a 接点(フォトMOSリレー) 接点定格:40 V、0.8 A (AC / DC 兼用、ピーク値) 出力内容:地震警報 / FAULTから選択 |
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デジタル出力 | オープンコレクタ出力x3 点(D-GND共通) 出力定格:30 V、50mA 出力内容:地震警報 / FAULTから選択 |
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地震警報 | 地震を検知し、計測値が設定レベルを超えた場合に出力 通常時OFF(リレー非励磁、トランジスタ開放) / 警報時ON 出力要因:加速度 / 計測震度 / SI値から選択 出力レベル:0.1~999.9(Gal / Kine / 計測震度) 0.1ステップ、 0.0は警報動作OFF リセット時間:1~9999秒、1秒ステップ 0秒は自動リセットなし |
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地震警報リセット | 内部タイマまたはデジタル入力(デジタル入力設定必要) | |||
FAULT警報 | ハードウェア自己診断、ピックアップ自己診断、ピックアップテスト、装置電源断のいずれかの異常検出により出力 通常時ON(リレー励磁、トランジスタ短絡) / 警報時OFF | |||
ハードウェア自己診断 | 診断内容:内部電源電圧の異常監視 / 検出タイミング:常時 | |||
ピックアップ自己診断 | 診断内容:角変位検出機構の異常監視 / 検出タイミング:起動から約2分後、以降30秒周期 | |||
ピックアップテスト | 診断内容:サーボ機構の異常診断 /検出タイミング:スケジュール(月1回または毎日) またはデジタル入力( デジタル入力設定必要) スケジュール設定:スケジュール実行の ON / OFF 日、時、分、秒の設定により月1回実行 (日付に0を設定すると毎日実行) ※ピックアップテスト実行中は地震監視を停止します |
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デジタル入力 | オープンコレクタまたは無電圧接点入力×1点(D-GND共通) / 開放電圧:約13V / 入力パルス幅:0.1秒以上 / 通信設定による機能切替方式: 地震警報リセット・時刻校正・ピックアップテスト実行 |
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シリアルI / F | 計測データの収集、システム設定変更、状態監視、ピックアップテスト実行、デジタル入力機能切替 インターフェース:RS-485(2線式半二重通信) /通信速度:115,200bps / プロトコル:Modbus(RTUモード) |
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時計 | 精度:20ppm(月差50秒)以下 /校正:デジタル入力による±30秒補正(デジタル入力設定必要) | |||
使用温度範囲 | 0℃~ +50℃ | |||
使用湿度範囲 | 10 ~ 100%RH | |||
使用電源 | DC24 V ±10 %、10W 以下 | |||
構造 | SW-52ST | 耐塵・防浸 IP67 | SW-52EX | 耐圧防爆 Ex db IIC T6 / 粉塵防爆 Ex tb III 120℃ Db |
取付方法 | 床上設置(アンカー固定) | |||
入出力ケーブル | SW-52ST | 防水コネクタ接続 | SW-52EX | ケーブルグランド (内部端子台接続) |
質量 | 約2kg | 約5kg | ||
塗装色 | シルバーメタリック |