振動制御器
K2
- これ1台ですべてをサポート
- 振動制御器はお客様が求める試験内容を忠実に実施させるためのユニットです。IMVはこの大切なユニットだからこそハードウエア・ソフトウエア全てを自社開発し、複雑な試験でも簡単に実施可能になるよう努力をしてまいりました。K2は最新のテクノロジーとお客様の意見を基に充実した機能と操作性を兼ね備えたシステムです。
特長
- ■優しいユーザーインターフェース
[直感的な操作性]イメージしやすいアイコンを採用しオペレートをサポート。
-
[簡易定義]一般的なテスト定義は「簡易定義」機能で画面に従い指示するだけで実行可能。
[ヘルプ]充実したヘルプ画面で語句の意味やシステムの詳細を解説。
- ■使い勝手の良い機能
[Webモニター]加振中の画面をLAN上のPCでモニター。
[レポートジェネレーター]任意の試験結果やデーター・グラフを自由なレイアウトで Microsoft Word形式に保存。
[スケジューラ]実行スケジュールの定義を実施し、
定義されたスケジュールを順次実行。
- ■高い制御能力
- 高分解24ビットのA/D、D/A コンバータを採用し、高い制御能力を実現しています。
- ■強力な保護機能
- ソフトウエアを全く介さず、ハードウエアのミュート機能で即座に出力信号を遮断します。
- ■E-Mail 配信機能
- 加振中の異常や終了を任意の宛先にメールでお知らせ。
- ■データ保存
- 定義条件・試験結果情報をCSV形式で出力。
システム構成

ソフトウェア
-
- SINE(正弦波試験)
- 主な仕様/ オプションソフトウェア
-
- RANDOM(ランダム波試験)
- 主な仕様/ オプションソフトウェア
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- SHOCK(ショック波試験)
- 主な仕様/ オプションソフトウェア
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- Multi SINE(多自由度正弦波)
- 主な仕様/ オプションソフトウェア
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- Multi RANDOM(多自由度ランダム)
- 主な仕様/ オプションソフトウェア
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- BMAC(多自由度波形制御)
- 主な仕様/ オプションソフトウェア
共通オプションソフトウェア | 概 要 | ||||||||
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CAPTURE (アナログ波形信号採取プログラム) |
アナログ波形信号を取り込み、波形データとし保存し、SHOCK・BMACの目標波形あるいは
|
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SCHEDULER (テストスケジューラー) |
定義された試験の実行スケジュールの作成及び実施 | ||||||||
集中管理システム | 複合システムでの振動試験装置と恒温恒湿槽を統合した試験の管理・スケジュール定義 及び実施 |
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TCP通信サーバーオプション | 外部アプリケーションがTCP/IP経由でのコマンドの送受信によって、K2アプリケーションの操作及び加振データや動作状態の取得等をできるようにするTCP通信サーバソフトウェア |
規格オプション

- ■充実のオプション規格
- 現時点(Ver14.5.0.0)で、ランチャーソフトウェア(オプション)に格納されている主な試験規格は、下記の通りです。
JIS C 60068 | 正弦波振動試験、ランダム波振動試験、衝撃試験 |
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JIS D 1601 | 自動車部品振動試験方法 |
JIS E 4031 | 鉄道車両用品機能試験、耐久試験 |
JIS Z 0200 | 輸送試験 |
JIS Z 0232 | 輸送試験(ランダム) |
JASO D 014 | 自動車部品機能確認試験 |
ASTM | 輸送試験 |
UN | 国連勧告リチウムイオン電池 |
ISO16750 | 自動車部品試験 |
ISO12405 | 電動車両 |
IEC60068 | 正弦波振動試験、ランダム波振動試験、衝撃試験 |
IEC62660 | EV用リチウムイオン2次電池セルのランダム試験、衝撃試験 |
ISTA | 輸送試験 |
IEC61373 | 鉄道車両用品 |
ISO13355 | 輸送試験(ランダム) |
ISO4180 | 輸送試験 |
ISO19453 | 電動車両部品 |
※ ソフトウェアのヴァージョンアップは別途費用が必要となります。
仕様
ハードウエア
筐体 | |
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スロット数 | 3(筐体を複数接続することで増設可能) |
電源仕様 | AC100~240V(自動認識) |
拡張機能 |
筐体~筐体接続機能(大規模システム対応) |
外部通信機能 | 接点入出力(緊急停止用入力) |
使用環境条件 | 0~40℃ 85%RH以下 結露なきこと |
寸法 | W430xH100xD340mm(突起部含まず) |
質量 | 約6.0kg |
4入力4出力モジュール(標準) | 8入力モジュール(オプション) | |||
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入 力 部 |
チャネル数 | 4 | 8 | |
入力端子 | BNC | |||
入力形式 | チャージ、電圧、IEPE | |||
チャージアンプ感度 | 1.0mV/pCまたは10mV/pC | |||
チャージアンプカットオフ | 0.32Hz | |||
最大入力 | チャージ入力時 | ±10000pCまたは±1000pC | ||
電圧入力時 | ±10000mV | |||
IEPE 入力時 | ±10000mV | |||
サンプリング周波数 | 最大51.2kHz | |||
カップリング | ACまたはDC | |||
ACカップリング時の カットオフ |
0.1Hz | |||
CCLD アンプ(IEPE) | +24VDC,3.5mA | |||
TEDS(IEPE) | 対応(Ver0.9,Ver1.0) | |||
AD変換器 | 方式 | ΔΣ方式 | ||
分解能 | 24-bit | |||
ダイナミックレンジ | 117dB | |||
ディジタルフィルタ | 通過域リップル:±0.001dB、阻止域減衰量:110dB | |||
出 力 部 |
チャネル数 | 4(ドライブ出力として一つを使用) | − | |
出力端子 | BNC | |||
出力形式 | 電圧 | |||
最大出力 | ±10000mV | |||
サンプリング周波数 | 最大51.2kHz | |||
DA変換器 | 方式 | ΔΣ方式 | ||
分解能 | 24-bit | |||
ダイナミックレンジ | 120dB | |||
ディジタルフィルタ | 通過域リップル:±0.005dB 阻止域減衰量:75dB |
■必要システム構成
●拡張スロットの空きが1つ以上あること。PCI Express x1スロット
●Microsoft Windows 10 Pro(64bit)、Windows 10 IoT Enterprise (64bit)
もしくはWindows 7 Professional SP1(32bit/64bit)を搭載していること※。
●下記のメモリを搭載していること(入力チャネル8ch.以内の場合)※。
Windows7(32bit)の場合:2GB程度以上
Windows7/10(64bit)の場合:4GB程度以上
●DVD-ROMドライブを搭載していること(インストール時に必要)。
●USBポートの空きが1つ以上あること(プロテクトデバイスで使用)。
●モニタおよびパソコンの解像度が1280x1024以上あること。
※推奨するOSとメモリはソフトウェアやオプション、入力出力チャネル数等によって変わります。
※エコシェーカーは、オプションソフトウェアが付加される場合、パソコンの必要環境が変わります。